食で生活も心も豊かに、一人一人の自己実現を支援するシゴトがしたい!

食べることや自然が大好きで夢見がちな大学院生の日常を綴ります。

健康的な食事って?栄養ってナニ?

「途上国の栄養改善」とても注目が集まってます。

今年、2021年はフードシステムサミットと東京栄養サミットを控え、まさに栄養のための1年。いろいろなイベントも開催され盛り上がり始めている~という感じ。

 

結論から言うと、「栄養改善」て難しい。でも目を背けてはいけない!!地道にむきあって地味な結果を出してゆくことが大事なのかな。

その理由として、

  1. 栄養とは、食品を摂取し、消化、吸収、代謝し、生命を維持し、成長に必要な成分をつくるといった一連の流れのことを言う。栄養一言で片づけられるものでもないのです。何を食べるかも大事だけど、どう消化され吸収され、代謝されるかは十人十色である。特に消化吸収とか自律神経や身体活動、年齢、性別によっても大きくかかわってくる。
  2. 栄養改善は保健、水衛生、農業、政策、教育、さらに文化や宗教などなど様々な分野と密接に関連しているから単独でのプログラムは成立しない。
  3. SMARTな評価が難しい。結局、健康的な食事って、一つの食品に偏らず、色々な食品を適量にまんべんなく食べる=「バランスの良い食事」だということは分かってきている。ただその評価が非常に難しい、、、、。多様性得点(Dietary Diversity Score)がしっくりくる指標なのかなと思うけどその得点を+1するのってものすごく大変。つまり、地味!
  4. 結果がすぐに出ない。日本も戦後のコメに偏った食事から世界から注目される和食が形成されるまで、30年かかったそう。それはいろいろな分野で、地味な活動を生改さん問い呼ばれる女性が中心に続けてきたから。地道な生活改善の結果、食卓も改善されてきた。
  5. 上でSMARTという言葉が出てきけど、これは「Specific」、「Measurable」、「Achievable」、「Relevant」、「Time-bound」の略語。具体的、測定可能、達成可能、目標に則している、時間制約がある。食事って、ものすごく多様なもので、政界もなくぶっちゃけ何食べてもよい、だって心の栄養や人と人をつなぐ精神的な部分もすごくあるから。SMARTに評価すること自体難しい。

でも、難しいからこそ、我々栄養士の腕が鳴るしもっともっといろんな分野を勉強していろ~んな経験を積んでいこう!と思ってる!!!