「あるものでまかなう生活」を読んで
ひそかに尊敬している、井出留美先生の著書をやっと読んだ。
その中に、私の高校の卒業研究「おむすびの魅力」で大変お世話になった佐藤初女さんも紹介されていて、ちょっとうるっと。
間違いなく私の根本的な考えを支えいるのは初女さんとの出会い。
命と向き合うことは、食べることやモノを大事にすることともつながる。
平気で大量に消費し続ける私たちに足りないものは、その生産現場やここまでの過程を考えることだと思う。
どうしてこの世の中は、こんなにも忙しく、経済命!生産性命!になってしまったのだろうか?手間をかけることを省くようになってしまったのだろうか?
スマート社会という言葉は嫌いではないけど、何もかも手間と時間を省けばいいってわけじゃないよね。それで失うものもある。
適量生産適量消費って難しい、、、。フードシステムの一番の課題は大量生産、大量消費やその偏りだよね。不足しないように過剰に生産・摂取ではなく、不足しているものを補うようなシステムにするにはどうすればよいのだろうか。
ともやもや考えたりしました。
在るものを活かすという考え、物体だけでなく性質とか人格にも言えることで、川原さんのこの本とも似ている。
周りに飲み込まれず、その生き方を追求して突き進んでいきたいと思った。