おにぎりかおむすびか
「おむすび」「おにぎり」の名称の由来には様々な説が言われている。形の違い、海苔の有無、東日本と西日本で違う、など明確な区別は決まっていない。
「おむすび」というのは天地万物を生み出す神霊「むすび」(産巣日)から来たもので、その霊妙な力を意味し、あるいは霊を包み込む、土地を守る産土神(うぶすな)を指しているという説もある。ただし古くは「ムスヒ」とよみ、「結び」と関連させたのは平安時代後期以降である(日本国語大辞典、小学館)。
「おにぎり」は「鬼を切る」という言葉に似ていて、魔よけの効果があるとの説もあり、鬼退治に白飯の握り飯を投げつけたなどの民話もある。
おにぎり派が多い?
日本全国ではおにぎりと呼ぶ人が約90%で圧倒的におにぎり派の方が多い。しかし、都道府県ごとに見てみると、山口県と広島県ではおにぎり派は60%以下と他県と差がある。(ごはんを食べよう国民運動推進協議会による2013年アンケートより)